■全国の葬儀費用の相場と吹田市の葬儀費用の相場
大阪府吹田市は現在とても人口の多いエリアで、住宅用地の再整備に力を入れていることからしばらくは増加が見込まれています。吹田市のホームページによると、千里ニュータウンの建て替えや住宅建設で現在人が増えているものの、老年人口が年々増加していて、将来的には人口減少も予測されています。
そんな吹田市で、葬儀にかかる費用はどれくらいの相場になっているのでしょうか。
まず全国平均ですが、葬儀費用の全国平均は約2,000,000円でした
これは3年前に比べて30万円以上低い数字であり、年々費用は下がる傾向が見て取れます。
主な内訳は、葬儀一式、飲食接待費用、寺院関連費用で、読経料や戒名料などの費用が平均約47万円とかなりウエイトを占めていることがわかるでしょう。これに対して吹田市の葬儀費用の相場は、一概に言えませんが大阪府の約169万円を目安にすることができます。ただし、近年では家族葬など費用を抑えた葬儀が急増していて、平均費用も年々下がる傾向にあると言えるでしょう。
■葬儀の費用を安くするためには?
葬儀の費用を安くするには、式の規模を縮小するのが一番です。一般的に家族葬は規模が小さいため安くなりますが、決まった定義があるわけではないため、家族葬だからといって必ずしも安くなるとは限りません。それではどのようにすれば経済的負担を抑えることができるのか、見ていきましょう。
・会葬者を減らした家族葬を行う
家族葬で負担を抑えるためには、まず会葬者の人数を減らすことが一番です。
費用内訳で最も高いのは寺院関連ですが、たくさんの人を招くと飲食費のほうが跳ね上がり、全体費用が非常に大きくなります。
人数が少なければ少ないほどお金はかからなくなりますが、故人との最期のお別れですので、親しい人はきちんとお呼びするようにしましょう。家族葬だけでなく、お通夜を行わずに葬儀から火葬までを1日で行う一日葬でも、相場は30万円からと低く抑えることができます。
一般的な式でも、参列者が少数なら飲食接待費だけでなく返礼品費が少なくなり、費用総額も低く抑えることができるのです。ただ家族葬にすると基本的に香典もお断りするため返礼品なども必要なくなり、大幅に負担は減ることになります。
もっと負担が少ないのはお通夜や葬儀を行わず火葬のみを行う直葬(じきそう・ちょくそう)ですが、こちらは20万円程度で行うことが可能です。ただし後々きちんと送ってあげれば良かったと後悔するご遺族も少なくありません。最期のお見送りですので、きちんと式を執り行うことはとても大切です。
・補助金の受給申請
吹田市には葬儀費用に健康保険による給付金制度があります。
亡くなられた方、もしくは喪主が加入している保険から、葬儀費用の助成金が支給されます。
葬儀費の給付金があるのは国民健康保険・後期高齢者医療制度・健康保険(組合健保・協会けんぽ)・共済組合・船員保険です。
それぞれの保険についてまとめておきましょう。
国民健康保険
自営業者やパート・アルバイトの方が加入
後期高齢者医療制度
原則75歳以上の方が加入
健康保険(組合健保・協会けんぽ)
組合健保は大企業/団体の社員・職員
協会けんぽは中小企業の社員・職員
共済組合
国家/地方公務員、私立学校教職員
船員保険
船長・海員・予備船員