お葬式には、人生で何度も参列することはないでしょう。だからこそ、正しいマナーを知り、故人を想い送りすることが求められます。今回は、お葬式に参列する際によくある疑問についてお答えいたします。
1.突然の訃報の場合、どのような服装で行けばいい?
突然の訃報の場合、会社帰りに駆けつける場合もあるかと思います。その場合は、平服でも構いません。しかし、出来る限り、男性の場合はネクタイと靴下は黒地のものに着替えることが良いでしょう。また、女性の場合も、黒色の服で弔問する方が良いでしょう。
葬儀や告別式に参列するときは、原則として喪服を着用します。男性ならダークスーツに黒のネクタイ、黒の靴。ワイシャツは白無地を着用します。ネクタイピンはつけないのが通例ですが、カフスボタンは良しとされます。
2.葬儀・告別式に参列する場合は?
・男性
黒のスーツ・黒のネクタイ・黒の革靴・白のワイシャツを着用します。またネクタイピンなどは付けないのが良いマナーとされています。
・女性
黒のスーツ・黒のワンピースと黒の靴にしましょう。ストッキングは黒か肌色で華美でないデザインのものにします。また、男性と同様に光るアクセサリーは身に着けてはいけません。例外として、真珠のアクセサリーはつけても問題はありません。真珠は「涙の象徴」とされ、遺族へのお悔やみの気持ちや悲しみを表す象徴として、葬儀に着用されます。
3.会場について行うことは?
会場は、30分前を目安に到着することをお勧めします。また、家族葬など身近な方だけでのお葬式の場合は、15分でも構いません。到着後は、受付場所で受付を行いましょう。ご遺族の方にあった場合は、お悔やみの言葉を伝えましょう。
仏教においてのお悔やみ言葉
「この度は、誠にご愁傷様です。心からお悔やみ申し上げます。」
「ご冥福をお祈りします。」
キリスト教においてのお悔やみ言葉
「安らかなお眠りをお祈り申し上げます。」
「安らかにご永眠されますよう、心よりお祈り申し上げます。」
また、「重ね重ね」「次々」「再三」といった重ね言葉や「再び」「再三」「引き続き」など繰り返すことを連想させる言葉の使用は控えましょう。不幸が重なることや繰り返されることを連想させるためです
4.焼香のやり方って決まっているの?
通夜・告別式の中では、焼香を行います。その際のマナーも知っておきましょう。焼香には、抹香(粉状のお香)の場合と線香の場合があります。
抹香の場合
- 焼香台の少し手前で遺族と僧侶、また焼香台の前で一礼します。
- 数珠を左手にかけ、右手で抹香を一つまみします。
- 抹香を額に近づけます。
- 抹香を香炉の中に入れます。
- 5.2~4の動作を3回繰り返す。
- 合掌を行い、遺族に一礼をし、自分の席へ戻ります。
線香の場合
- 焼香台の少し手前で遺族と僧侶、また焼香台の前で一礼します。
- 数珠を左手にかけ、ロウソクで線香に火をつけます。本数は1本が一般的とされています。火は域で消さずに手であおいで消します。
- 線香を立てます。
- 合掌を行い、遺族に一礼して席に戻ります。
注意していただきたいのは、宗派によって上記の流れが異なる場合があります。例えば、浄土真宗では、香を額に近づける必要はありません。また、天台宗や浄土宗、臨済宗、曹洞宗などのように、特に回数は定め手配ません。線香に関しても、立てずに寝かせる宗派もあります。
キリスト教や神道などの場合は、抹香や線香などの焼香を行わない宗派もあります。
大事なのは、故人を見送る気持ちです。多少なり手順が違っても問題ありません。もし気にになる場合は、事前に葬儀社のスタッフに一度確認することをお勧めします。
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